2021/06/12 21:40
春:長野県内6エリア8品種もの酒米を契約栽培で育てて頂いております。
多くの酒米生産者の手により信州の大地に植えられ、根を張り出します。
酒造りの終わりを迎える春に、次年度に向けた神渡の酒造りは春にはじまります。
夏:信州の太陽と澄んだ空気と清らかな水、そして酒米生産者の愛情を沢山に受けた酒米は出穂の時期を迎えます。
酒米の成長とその年の傾向、広い信州ではエリアによって発育状況が異なるため
酒米生産者とのコミュニケーションが酒造りには重要なのです。
秋:収穫の時、黄金色に景色を変えた水田にぎっしりと垂れ下がった穂が秋風になびく頃
大切に育てられた長野県産の酒米は生産者の手元を離れます。
生産者から蔵人へバトンが渡される準備が整いました。
検査員の厳しい検査を行い等級が付けられた酒米は、精米前に異物を取り除く式選別機にかけられます。
心白の入り具合、粒の大きさ、水分量、生産者からの声を聞くことにより杜氏や蔵人の造りへかける想いが
増す瞬間です。
造りを始める前に、その期の良質な酒質と安全を祈願して、社内の松尾様に願いを込めます。